小さなプレゼント
紫陽花少女は、今日もすてきな贈り物をもって、教室に来てくれました。
バッグから取り出したのは、色とりどりの折り紙。
すべて、細かい模様に、切り紙になっています。
お母さま曰く、一つとして同じものはない、とのこと。
スタッフ一人一人に、「好きな色を取っていいよ」と、プレゼントしてくれました。
私はアクアブルーとすみれ色の2枚をいただき、早速、作業机の前のガラスに貼りました。
外から教室を見上げるひとの目に留まりますように。
部屋の内側からは、裏地の白い面を見ることになりますが、それでも、ほっこり
自然に笑みがこぼれてきます。
療育が終わり、教室を後にする彼女に「ありがとう!」
見送ったあと、閉室の準備をしながら、また窓際に行ってみると
窓越しに見える歩道橋の階段に、彼女とお母さまが立って、こちらを見ていました。
声は届かないけれど、ジェスチュアで、切り紙が見えることを伝えてくれています。
お互いに、なんとなく通じた気持ちを共有して、彼女たちは歩道橋を向こう側に
わたっていきました。
こんなやりとりに、日々感動しているセンター南教室です。
(河村 恵美)
バッグから取り出したのは、色とりどりの折り紙。
すべて、細かい模様に、切り紙になっています。
お母さま曰く、一つとして同じものはない、とのこと。
スタッフ一人一人に、「好きな色を取っていいよ」と、プレゼントしてくれました。
私はアクアブルーとすみれ色の2枚をいただき、早速、作業机の前のガラスに貼りました。
外から教室を見上げるひとの目に留まりますように。
部屋の内側からは、裏地の白い面を見ることになりますが、それでも、ほっこり
自然に笑みがこぼれてきます。
療育が終わり、教室を後にする彼女に「ありがとう!」
見送ったあと、閉室の準備をしながら、また窓際に行ってみると
窓越しに見える歩道橋の階段に、彼女とお母さまが立って、こちらを見ていました。
声は届かないけれど、ジェスチュアで、切り紙が見えることを伝えてくれています。
お互いに、なんとなく通じた気持ちを共有して、彼女たちは歩道橋を向こう側に
わたっていきました。
こんなやりとりに、日々感動しているセンター南教室です。
(河村 恵美)